あづまみねの紹介
吾妻嶺酒造店は江戸時代中期の天明元年(1781年)「志和酒造店」として創業しました。その前身となったのは延宝年間(1670年代)に岩手で初めて上方流の“澄み酒”をつくった「権兵衛酒屋」で、この蔵の存在が後に南部杜氏を生み出すことにつながりました。
岩手県のほぼ中央、内陸部に位置する当蔵は冬季氷点下10℃以下まで気温の下がる厳しい気候条件のもと酒づくりを行っています。東根(あずまね)山を源とする軟水の伏流水をベースに、自社田で栽培した酒米をはじめ、麹米、掛け米ともに岩手産の酒米を使用するなど、当蔵では南部流酒づくりの本流を受け継ぎ、“岩手らしいお酒”を目指し、地元岩手にこだわった酒づくりを信条としています。
仕込みの全てに目が届く年間500石程度の少量生産にて心を込めた酒づくりを行っております。